日本財団 図書館


 

は、電力を1W以下に減小する電力低減スイッチが必要である。この装置が船上通信に使用されるときは、それらの周波数での送信出力は1Wを超えないこと。
(8) 受信機のパラメータ
(8.1) 受信機の感度は出力におげるSlMD比12dBに対して2μVe.m.f.に比としてか、それ以上とすること。
(8.2) 受信機の干渉への抗力は、所要信号が不要信号できびしく影響されないようなものであること。
(9) アンテナは垂直偏波とし、実行可能な限り水平面で無指向性とすること。アンテナはその運用周波数で信号を効率よく放射し、受信するのに適すものであること。
(10) 受信機の出力
(10.1) オーディオ出力は船上または生存艇で出会うであろう周囲騒音レベルで聴取するのに十分であること。
(10.2) 送信の状態では、受信機の出力でない(ミュート)こと。
(11) 環境条件 装置は、−20℃から+55℃を超える温度範囲で動作するように節系されること。それは−30℃から+65℃の温度範囲を通しての保管状態で損傷しないこと。
(12) 電源
(12.1) 装置を動作させるエネルギー源は装置にまとめていること。それに加えて、外部の電気エネルギー源を使用して装置を動作させるようにしてもよい。
(12.2) エネルギー源は1対9の衝撃係数でその最大の送信電力で8時間動作をする十分な容量をもつこと。この衝撃係数は、6秒間の送信、6秒間のスケルテオープンのレベルでの受信と48秒のスケルチオープンのレベル以下での受信と定義される。
(12.3) 持運び式双方向無線電話装置には一次または二次電池が備えられるだろう。一次電池は少なくとも2年の保存寿命をもつものであること。
(12.4) 二次電池を使用するときには、遭難の状態が起きたときに完全に充電した電池が利用できるような適当な装置がなされていること。
(13) 表示決議A.569(14)の一般要件に規定された項目に加えて、装置の外部に次の項目を明瞭に表示すること。
RRの付録第19号は、156〜174MHzの間の周波数帯において海上移動業務に使用する送信機及び受信機の技術特性として次が規定されている。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION